災害とトイレ (2014/12/26)

2014年を振り返ってみますと自然災害や異常気象が多発した年だと思います。
2月の関東甲信地方の大雪や東京都心で25㎝以上の積雪は45年ぶりだそうです。
8月に各地を襲った豪雨、広島県の土砂災害、9月の御岳山噴火、11月の長野県北部の震度6弱の地震等々、自然の恐ろしさを痛感した1年でした。

  もし自分自身が大きな災害に直面した時、まずは身の安全確保が最優先だと思いますが、その後の生活を考えると非常時の備えとしては、非常食や水、懐中電灯、ラジオなど備蓄品として頭に浮かびます。

     

ライフラインの電気、ガス、水道が止まると、トイレに行けなくなることも予想に難くありません。
先日、災害時のトイレに関する講演が開催されることを知り、参加してきました。
その講演で印象に残った話がありました。

その講演の冒頭で「トイレの確保は命を守る」と聞かされ大変驚きました。
なぜトイレが命を守るのだろうと思いながら講演を聞いていましたら、もし大震災が起こり、トイレが使用できなくなると、なるべくトイレに行かなくて済むように物を食べなくなり、水分を取らなくなり、そしてストレスが溜まり、免疫力低下に陥り、インフルエンザや肺炎、最悪の場合、心筋梗塞や脳梗塞になってしまうそうです。

     

支援物資の食料はとても重要だと思いますが、それと同時に非常用トイレもセットで考えなければならないと思いました。
事前対策と備えの大切さが学べた一日でした。

(ふるた)

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近所が様変わりした (2014/12/09)

 住まいは、運河が入り組み大企業が林立する京浜工業地帯から5、6キロ入ったところにあります。
そこは零細工場の町で、旋盤の回る音やプレス機のガチャンコといった切り抜き音がそちこちから聞こえてくる下町であります。
大きな工場もいくつかあり、日野自動車の関連会社、森永製菓の工場、昔は不二家の工場もあって、風向きによってはチョコの香りがしたりするところです。

     

そんな下町が近年様変わりしています。零細・三ちゃん工場は高齢化と工賃の引き下げで廃業が相次ぎ、大工場も地方に移転するなどで消えていきます。
大工場の跡地は巨大マンションに、三ちゃんの工場(コウバ)は3階建ての建売住宅に変わっています。
そのため1,300世帯の町内も世帯数では3倍くらいになりました。
そうなると、マンション住民をターゲットに全国チェーンの店舗が進出、有名ドラックストア―、食料品スーパー、家電量販店、自動車ディーラーなどが開店。
近所の噂話も、こんど**工場の後にスーパー銭湯ができるとか、また一つ有名安売りスーパーがオープンするなど、この町内、どうなっちゃうのかと思うような話ばかりになっています。

我が家は行き止まりの細い路地に面しているのですが(この路地は工場の塀で行き止まりでした)、工場跡地が巨大マンションになると、マンション敷地の道路とつながり、この細い路地に知らない方々が歩くようになりました。
今までは、近所の方しか通らない路地でしたので、玄関を出てそこに人がいたら誰とわからなくてもまずご挨拶していたのですが、この頃は知らない方に挨拶してしまうこともあります。

こんなに町内の人口が増えましたが、旧来のお店は相変わらずです。
床屋さんは、マンション住民は来ないと言いますし、魚屋さん、歯医者さん、花屋さん、昔からある食料品屋さん、ラーメン屋さんなども一向にはやりません。
お客さんが増えたのは公文の教室、書道教室、小児科医ぐらいですか。

昔からの食料品屋さんに保険のことで用があって行きました。
お店の前に高齢の方が使うカートが置いてありましたので、お客さんが出たら入ろうとお店の前で待っていましたらなかなかお客さんが出ていきません。

仕方ないのでお店に入ったら、なんとそこに近所のお婆さんが数人いて、椅子に腰かけるなどしてゆっくり噂話に花を咲かせていました。
そんなところに入ってしまいましたので話は僕のことに。
やれ太ったなとか、お母さんは元気かとか矢継ぎ早のいじり。
ほうほうのていで脱出しましたが、なぜかうれしくもありました。
こうした下町の良さが失われないようにと思いました。

(かねこ)

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体に良いことしてますか?Again (2014/11/04)

 天高く馬肥ゆる秋。天高く我肥ゆる秋。ってか、肥えた春夏秋冬。

     
     

と言う訳で、1年前から全く精神成長をせずに過ごして来たことを猛反し、重い腰を再び、いや三度?いやもっと?上げて、ほぼ幽霊会員となっているスポーツクラブに繰り出した。

ここ最近、旧友と会う度に会話の主軸が健康ネタであったり、「あの人が?」といった近しい友人知人がある日突然病に侵されたり、倒れたりと、健康に関して考えさせられる状況が続いたからだ。
寄る年波には逆らえないと諦めずに、内なる自分と対話する時間を持って、振り返っても戻れない過去(つまりサボリ続けた後悔ですねw)にしばられるより明日のビジョンを心に抱いてしっかと立たないと迫りくる老後が不安だぞと、やっと危機感に苛まれた次第(遅っ)。

 幽霊になってほぼ1年なので、スポーツクラブのメニューも大分様変わりしていた。
先ずはあまりにも久しぶりなので、マシンの使い方を再度レクチャーしてもらい、覚えの悪さに呆れられる事1時間。
以前のようになんとなく通うことを払拭すべく、今回は○曜日の××クラスは絶対出る!と自分にノルマを課す事にし、ヨガに参加する事1時間。
お金が絡むと本気度も違ってくると踏んだ私は、パーソナルトレーナー制度も利用する事とし、自分を追い込んでみることにした。
気分を盛り上げる為に、ヨガウエアなんかも新調してみた。

「これで準備万端!さあやるぞ!」と鼻息荒くやる気満々の割には、「あれ?なんだかそれだけで自己満足しているなぁ」てな私も居て不安は募る。
そう、子供のころから準備の段階でやった気になってしまう悪い癖がある。
参考書を買っただけで、勉強した気分になってしまうアレ。
お金が絡むと、と言ってはみたが、現に無駄に会費を払い続けていた実績があるだけに説得力が無い。
うーむ。
どこまで続くことやら感は否めないがコツコツゆるりと自分改造をしてみようと思う。

もうひとつ新たに体験し、ヒットした事がある。
写経だ。

     

友人が行くと聞き、やったことが無い事にはムクムクと好奇心が湧いてくる性質なので、近場で体験出来る場所を探して行ってみた。
何も考えずに筆を進めて行き、頭を「空」にすることが般若心経の根幹で、すべての物質も心も、幻のようなもの、という意味が込められているそうだ。

「ふーん」と思いながら慣れない毛筆で一文字ずつ写していると、徐々に余計な思いが頭からすーっと消えていく感覚に。
墨の香りも落ち着くし、278文字の写経で頭を「空」にする事が出来、考え過ぎている時に冷静な頭が取り戻せるような気がする。
278文字全部書き終えたら、目は疲れたけれど、頭は心なしかすっきりしていた。
グルグルと負のスパイラルに迷い込んだ時にお勧めかも。

 ひとつ困った問題が。美味しい(適量以上の・・)ワインだけはやめられないんだな。これからは体に良い事も悪いこともバランスよくやっちゃうことにしよう!と決意表明の設定をゆるくして長続きさせる事を決意してみたw

(しげみや・ゆ)

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緊急事態発生??? (2014/09/26)

9月1日が防災の日でもあるので、我が家で、大震災が発生し、ガス、水道、電気が止まってしまった、と仮定して、休日を過ごしてみました。

     

 阪神淡路大震災や東日本大震災を思い起こすと、寒い季節のイメージが強いですが、真夏に大震災が発生しても、なんら不思議ではないのです。
朝起きて、エアコンが点けられないので、窓を開けて、うちわをパタパタと扇ぎながら、洗顔・汗ふきシートで汗を拭いて暑さを凌ぎました。
うちわや扇子がこんなにも貴重に思えたことはありません。

 一日中、うちわをパタパタしているのもなんなので、午後に、ディスカウントストアへ買い物に出掛けました。
買い物の目的は、直火でご飯が炊ける土鍋と非常食にもなる缶詰です。

     

カセットコンロと土鍋を使い直火でお米を炊いてみると、我が家の電気炊飯器で炊いたご飯より、土鍋で炊いたご飯の方が、数段美味しくてびっくりしました。
非常用に購入した土鍋ですが、日常でも使用する頻度が増えそうです。
ちなみに、我が家のお米は、数年前から無洗米を購入しています。もしもの事態に、お米を研がなくて済み、貴重なお水を節約できるからです。
普段は、あまり買わない缶詰も、サバ、サンマ、イワシなど種類と味付けが豊富で、とても美味しかったです。

 寝る前に、溜まった洗濯物を見て、肌着や下着を新しく買い替える時は、古いものを捨てずに仕舞って置き、もしもの時の災害時に使い捨ての衣類として使おうと思いました。
たった一日でしたが、貴重な体験ができたと思います。

春夏秋冬の季節、朝昼晩の時間、晴れ・雨の天候、自宅・会社・出先の場所などなど、いつ何時起きるか解らないのが災害です。
次回は、会社から自宅まで歩いて帰ってみよう。
途中、断念して居酒屋に立ち寄らないように、、、(笑)

(ふるた)

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ある夏の怖かった話 (2014/08/26)

とある町の携帯ショップに契約内容の変更をしようと立ち寄りました。
番号札の発券機がどこにあるのか探していると男性社員が寄ってきて、本日のご用はなんでしょうと聞きます。
こういう用でと話すと、手際よく詳細を説明してくれて、こちらの質問にもその社員の体験を交えてわかりやすく話してくれます。
なかなかしっかりした若者だなと感心しながら渡された番号札を持って店内で待つことに。

休日の携帯ショップは子供連れのお客さんも多く、家族で和気あいあいとしたムードの店内でした。
しばらく椅子に座っていると、ちょっと目立つ風情の男の人が入店してきました。
感じよかった男性がその方に声をかけて用向きを聞きます。
聞こえてきた話は、お宅の社員が不適正な販売をしたので訴えるとの内容。和気あいあいとしていた店内が凍り付きました。

男性社員は当惑しながらも気丈に対応。
しかしながらこうしたことに慣れていないのが聞いていてうかがえます。
ここは本社なりに連絡して対応を確認するんだ、決して現場で約束はするな、など心の中で男性社員を応援しましたが、あまり見てはいけない、知らん顔するんだという心の声も。
正直ビビッてしまいました。
目立つ風情の男性は大声を出したりはせず、男性社員も確約は避けて対応していましたので混乱は起きませんでしたが、緊張感たっぷりの15分ほどでした。

不適正な販売であったかどうかはわかりませんが、誤解の起こらない販売についてもう一度考えてみようと強く思いました。
けっこう怖かった夏の話。

(かねこ)

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