体に良いことしてますか?その後 (13/06/03)
隔月で投稿しているこの便り。前回3月に「体に良いことをしてますか?」と題して、事務所近所のフィットネスジムに入会した事を書きましたが、その後はと言うと「体に良いこと?はい、あまりしていません」と答えるしかない今日この頃です。
忙しさを理由に、相変わらず週に1回程度義務感で通うに留まっています。
それ故に体は「おっ、筋肉使ってくれるの久しぶりじゃん!」と毎回新鮮な気持ちで疲労を受入れ、翌日の筋肉痛は付き物となっています。
しかもたまに行っては家に帰ってから、ビールを飲みつまみを食べ、そして時間も空けずに寝てしまう。
まるで朝稽古あとのちゃんこ状態です。体に良いことが聞いて呆れます。
「もう運動をしないと気持ち悪くって」と言って、家にいるよりジムに居るほうが余程長いんじゃないかと思われるほど通い詰めている友人の気持ちは、一生分からない気がしています。
それでも「何もしてないよりはマシ」と本気で思えているあたりのお気楽極楽な性格は、ある意味幸せに生きられる素質を持ち合わせているような気さえしています。
なんとかなるさLet it be!そんなお気楽な性格も手伝って、またもや新しき噂のアイテムを購入しました。
MBTシューズと言う、靴底が船底になっているアレです。
MBTとは、マサイベアフットテクノロジーの略で、マサイの人々が裸足で不均一な自然の地面を歩くが如く、柔らかな草原や砂地を裸足で歩く効果をもたらしているとか。
それを履く事で、無意識の内に行われる「間隔受容性の運動制御トレーニング」により(←難しくて良く分かりませんが・笑)全身に優れた効果がもたらせるそうです。
トレーナーの方に立ち方、歩き方を習い体感してみると、なるほどグラグラする靴底のバランスを取りながら歩くと背筋は伸びるし、インナーマッスルが鍛えられているじゃありませんか!(・・・のような気がするじゃありませんか!)
さぁ毎日ウォーキングだ!と早速犬の散歩で履いてみました。
習ってきた歩き方を意識しすぎて上手く歩けなく、てんで散歩になりません。
犬にも「あんたには付き合っていられない」と足を踏ん張りその場からテコでも動かず、一緒に歩いてもらえない始末です。ちっ。
意識は高く、根性は低く。こんな感じで一生「ダイエット、ダイエット」と騒いでいるんだろうなー。
知識豊富な頭でっかちの挑戦はまだまだ続きます。
この頃、時の人、東進ハイスクールの林修先生の「いつやるか?今でしょう。」の映像を見ると、我が事を怒られているようで、ドキッとしてしまう私です。
(しげみや・ゆ)
スパゲッティの正しい食べ方 (13/04/30)
再選されたイタリアの大統領がナポリターノさんという名前なので、財政が緊迫しているという新聞記事を読んでいてもどうも気持ちが和んでしまいます。
かつて喫茶店ランチの定番だったスパゲッティ・ナポリタンがイメージされてきて、トマトソースをワイシャツに飛してしまったかつての光景までイメージは進んでしまいます。
しばらくは毎朝、新聞を読むたびにスパゲッテイ・ナポリタンを思うのでしょう。
このナポリタンですが、最近はよくテレビ番組などで取りあげられています。
それによるとこの料理はイタリア料理ではなく、横浜から広がった和製料理だとか。
美味しければイタリア発でも横浜発でもいいかと思いますが、この料理を手厳しく批判して、「これをあなたはスパゲッティと呼ぶ勇気があるのか。ある、というなら私はもうあなたとは口をききたくない」とまでいう文章に出会いました。
書き手いわく、日本の洋食というのは「一品料理」で一品だけ食べて満足しなければならない、だからスパゲッティに鶏やハムや海老やマッシュルームを入れてトマト・ケチャップで和えるようなことをするとのこと。
文は「つまり貧しいんだよね」とまで続きます。
とくにアル・デンテでなければならないのに茹で過ぎていて、これは「自己流の和風炒め饂飩」だということです。
そういわれればそうなのかもしれませんが、イタリアより財政はまだましではあります。
豊かさ、貧しさは財政とは別物ではありますが…。
この文章は、伊丹十三さんの「女たちよ!」に「スパゲッティのおいしい召し上がり方」というタイトルで書かれています。
「目玉焼きの正しい食べ方」というところでは、白身から食べるか、黄身をまず吸うか、黄身を壊してソースにして白身を食べるのか、どれがいいのか―、そんなことを喋りながら食べるのが正しい食べ方のようです。
どの食べ方だろうが目玉焼きは美味しいわけで、人生もこんなふうに食すのが正しい生き方なのかも。
(かねこ)
体に良いことしてますか? (13/04/01)
事務所の近くに女性専用フィットネスジムがいつの間にか出来ていた。
予てより何かせにゃ―あかんと考えていたところだったので、早速覗いてみた。
何々?Adidasがサポートするヨガやピラティス等々受け放題、ふむふむ。
プロ御用達のサイベックスの最新マシンね、へー。
「美しくなるためのプログラムが満載!」、うんうん。
何よりも、「2月末まで!ご入会キャンペーン、ラストチャンス!今なら特別会員価格、永久に月額5,775円!!」のチラシにまんまと乗せられ、駆け込みで入会手続きをして来た。
私と同じようなお得情報に心踊らされるお年頃が、駆け込みで何人も手続きに来ていた。同席した方(同年輩)と、初回トライアルを早速ご一緒する約束をしてその日は別れた。
当日、インストラクターについてマシンの説明を受け、簡単なプログラムに参加してみたが、女性専用なのでメニューが緩い感じも気に入り、「これなら長続きしそうだね」とその方とひそひそ話し、次の日も時間を合わせていく事を約束した。
明けて次の日。お互いに全身ひどい筋肉痛に見舞わされていて、笑いあった。ロッカールームのベンチで話し込み、すっかり意気投合して連絡先を交換し合い、その日は申し訳程度に体を動かし汗一つかかずに退散した。
以来、両者とも最初の意気込みは何処へやら、週に1回行くのがやっと、と言ったところである。
入会した事で、一先ず「体に良いことをしてる」気になり、段々と行くのが億劫になって幽霊会員になるのがこれまでのパターンだった。
そもそも「gym」の語源は、古代ギリシャで若者の教育の場を意味する「ギュムナシオン」から来ているとか。
妙齢の女子にはハードルが高いのか・・・。
しかし今回は、ひょんな所で友達も出来たし、幽霊にはならずに済みそうだ。
若い頃は「目指せ、美ボディ!」であったが、今は「健康維持、成人病防止!」と大きく変化している事にも、老いを感じるよね・・と頷きあった。
「年度末だしね、今月は忙しいから仕方が無いよね、4月になったら、もっと行こうね」等と言い訳をしているが、果たして今後の展開は如何に。
意気投合して分かった事は、両者かなりのワイン好きと言うこと。
単に酒飲み友達が増えたに終わることなく、頑張ろうねと誓い合った女の古(おんなのこ)二人であった。
(しげみや・ゆ)
重大事故を避けるためには。 (13/02/25)
友人が夜の山道でスリップし、車が大破する事故を起こしました。
原因は不明ですが、細い山道の下り坂ですスピンしてしまい、山壁に激突、運転席、助手席双方のエアバックが開くという大きな事故でした。
軽傷ですみましたが、谷側に向かっていたらと考えるとかなり怖い事故で、これですんだのは運が良かったとしか言いようがないと本人も話しています。
この事故処理をしていて、交通事故で亡くなる人は何人ぐらいいるの、と友人に聞かれました。
保険代理店にとっては極めて身近なことなのに、そんな問いかけにおおよその数もイメージできないのに気がつきました。
ネットで統計をみてみました。平成24年は、4,411人の方が死亡されていました。負傷者数は82万5,396人と載っています。
この数がイメージ通りだったかは別にして、いまさらながらですが、最も身近にある危機、それが交通事故だと思いました。
平成24年中の交通事故の状況(警察庁まとめ)をみますと、最も死者数が多かったのは昭和45年で、16,000人強の方が死亡されています。
車が走る凶器と呼ばれた時代です。そこから年々死者数は大きく減少してきています。
近年死者数が減少してきた理由について警察庁は、
「シートベルト着用率の向上」
「事故直前の車両速度の低下」
「悪質・危険性の高い事故の減少」
「歩行者の法令遵守」をあげています。
後部座席も含めシートベルトを忘れないこと、交通法規を守ること、走行速度を上げないこと――当たり前のことと思いがちですが、基本動作をしっかり行うことが、重大事故を避ける最善策と記されていました。
後部座席のシートベルトなどたかをくくっていましたが、気をつけなければと思いました。
なお、この統計で死者数にカウントされているのは、事故後24時間以内に死亡した人数とのことです。
(かねこ)
プロフェッショナルを感じた時 (13/01/30)
先日、仲間に誘われて武蔵五日市の山間にある素敵なレストランに行ってきました。
秋川渓谷に近く、山に囲まれた斜面(熊出没注意の看板あり!)に三方向が大きなガラス窓に囲まれた造りの一軒家レストラン。
丁度暖かな日差しの日だったので、まるで温室にでも居るような特別な空間でした。
完全予約制で、ご夫婦で切り盛りをされているレストラン、店名を
「オステリア チ.」と言います。
面白い名前だな、と思いつつ舌鼓を開始しました。
地の野菜がとても美味しく、ワインも充実していてすっかり気に入ってしまいました。
美味しく食事が進むにつれ、お店に入って暫くしてから感じた「あっ、私、この方会った事がある・・ような気がする」と言う思いが気になって仕方がありません。
お料理の味、ご主人のサービス、立ち居振る舞い、会話、お店の名前・・・。
10年一昔前に、友人に連れられて一度お邪魔した事のあるワインバーを思い出していました。
千葉さんご夫婦のお店だから、店名が「チ・バー」、居心地の良いお店でした。
「チ」繋がり、もしかして・・・と思って思い切って伺ったところ、ビンゴでした。
私は人や物の固有名詞を一度で覚える性質ではありませんが、美味しい食事やお酒、楽しかった時間が絡むと俄然物覚えが良くなります。
「いつ何時、どこで何処で、凄く美味しいなに何を食べた時にさぁ~」とか、「ほら、××ってワインの当たり年飲んだ時の~」とか言われると克明に人の顔も浮かぶし、その時の味わいが蘇って来ます。
どんだけ食いしん坊なんだよって感じですが、食いしん坊なのだから仕方がありません。
それにしても、10年以上も前に一度だけお会いした事があるだけなのに何で覚えていたのかと言うと、その方のお仕事に対する情熱みたいなものをその時に感じていたからです。
それはお客様に楽しんで欲しいと言う心です。今回もまた然り、でした。
相手を思いながら心から接していただくと、人は良い感情を記憶するものだなと改めて感じました。
私も人の記憶に残る「いい仕事」を心掛けたいと思いました。
また、どんな場面にも何かしらの気付きはあるものだなと思ったのでした。
まっ、酒飲みの言い訳ですけど(笑)
しげみや(ゆ)